べに花ふるさと館べに花ふるさと館

創設の由来 | べに花ふるさと館

創設の由来

べに花ふるさと館は明治後期に建てられた民家を改築した文化施設です。

築年数:約100年

工期:1999年1月〜1999年9月

構造:(主屋)木造2階建

建築面積:244,36㎡(109,7坪) 1F:230,48㎡ 2F:131,81㎡

桶川市ではふるさと意識の高揚とまちおこしを目的に、江戸時代、山形の「最上紅花」に次いで全国で2番目の生産量を誇り経済的繁栄をもたらした、市に緑の深いべに花を、シンボルにして蘇らせ「個性あるまちづくり」をしていこうと「べに花の里づくり事業」を市民と共に平成6年度からスタートさせて取り組んできました。またそのころ、広域的には近隣の3市2町で地域間交流等の推進を目指そうと「埼玉県央都市づくり協議会」が設立。その中で圏域内をネットワーク化し、圏域全体を再構築するため、構成市町をサテライト施設で結ぶ構想があった。こんな折、市民の廿楽氏(つづらし)より土地1部と家屋・長屋門の寄贈があり「旧廿楽邸」を「べに花の郷づくり事業」の拠点施設として、地域間交流を推進する施設(サテライト施設)となるよう、整備する運びとなりました。なお、整備にあたっては、国土庁「地域間交流支援事業補助金」と埼玉県の「彩の国づくり推進特別事業補助金」をうけています。

廿楽氏(つづらし)は、日本の氏族のひとつ。埼玉県桶川市に多く、約80件にのぼる。もともと平安時代、京都鞍馬で朝廷に仕えていた雅楽の集団で、20人(廿人)で組織したのが由縁としている。鞍馬には同志社大学近くに廿楽マンエモン氏方が居住まい、その地より埼玉県桶川市さらに同上尾・同大宮に分家したようだ。埼玉県桶川市では、加納の廿楽鑑明、五丁台の廿楽吾郎が旧家として知られている。桶川市には江戸時代にこの地域の有力農民だった廿楽氏の邸宅が残り、「べに花ふるさと館」となっている。